出会い系アプリの現状について

By | February 15, 2017

かつて、世間を賑わせた出会い系サイトは、現状どのように姿を変えているのか?

売春や、未成年への性犯罪の温床として危惧されてきた出会い系サイト。
余りにも派手な動きを続けたため、警視庁のサイバー犯罪対策課なるものも登場し衰退の一途を辿っていることが予想されるが、その実態は形を変え時代の流れに合わせた進化を遂げている。

これまでは、サイト内でのやり取りに対し「管理者」と言われる、居るのか居ないのかわからない人物が監視をしていたようであるが、現在の進化を遂げた出会い系サイトは身分証明書の提出を求める、または実名登録のSNSと連動させることで、存在意義の問われる「管理者」の何倍もの抑止力を持ってきている。

そして、最も大きな変化としてはスマートフォンの出現によりWEB上での登録ではなくアプリ登録という形に移行していることであろう。
アプリとして登録を行うと、スマートフォンそのものに顧客情報が紐づくためそうそうは、この柵から抜け出すことは難しい。
一斉を風靡した、スタービーチなどは匿名で誰でも書き込め、初期は自分のメールアドレスを簡単に投稿することもできた。このため犯罪の温床に使われることがあったが現在の出会い系アプリは、こういった部分に対する対策について一定成功していると言える。

さらにビジネスモデルとして活用されることで多いな収益を上げることに成功している企業もある。
以前は出会い系サイト=如何わしいサイトと敬遠されていたが、クリーンなイメージを押し出しアンダーグランドで暗躍している印象を地上に引き上げて、モデルだけを活用している。

事実、欧州では優秀なビジネスモデルを持っているベンチャー企業を取り上げた際この出会い系システムを活用した婚活アプリサービスが最優秀に選ばれた。という記事を目にしたことがある。
晩婚化は日本だけなく、他の先進国でも同様に問題となっている。
これを打破するため、使えるものは全て使うという国の姿勢。またそれを使用する被サービス者のアグレッシブさ。
感服させられるが、このアグレッシブさがあれば、出会い系アプリを使う必要などあるのか?と疑問を抱かさせれる。

かたや、我々日本人はどうだろう?アングラなビジネスモデルを地上に引き上げたとは言え、この出会い系サイト・アプリの比較ランキング-潜入レポートあり!の「なお、本サイトには下記のような出会い系に対するユーザの不安の声が送られてきます。」に記載の通りまだまだ如何わしい印象を持っている方が多いことも事実であろう。
もっとフランクな付き合いから始めて、その先に結婚があるのであれば使ってみたいがハナから結婚を前提とする出会い系アプリは二の足を踏んでしまう、と考えている被サービス者もいるだろう。
また、そもそも一晩の遊び目的でパートナーを探すために出会い系アプリを使いたい方には肩身が狭くなっている、と予想される。

地上に引き上げることに成功した出会い系アプリであるが、二の足を踏んでしまう腰の引けた日本人と次から次からパートナーを求めたい肉食系の日本人。それぞれの需要と供給にずれがあることに気づいているのは利用者側だけであろう。

WEB上での仮想現実からの実世界での犯罪は一定減少傾向にあるものの、出会い系アプリはビジネスモデルを変えすぎたため別の問題に衝突していると言える。
フランクさを求める男女には敬遠されてしまい、結婚できる男女は自力でそこまでたどり着くことができ結婚までの間は遊び倒したい。そのツールとして出会い系アプリを使いたい。しかし、予想以上に真面目になってしまっている。
逆に、真剣に結婚を求める男女は、未だ如何わしさの拭えない出会い系アプリに二の足を踏む。
いずれの層からも置き去りにされてしまっているため、もう一度地下に潜りニッチな層を掴むか地上に出た限りは、よりクリーンなマーケティングを行い、以前のアングラな印象を完全に払拭する必要があると考えられる。

生き馬の目を抜くような競争の激しい出会い系アプリ。次々と後発が生み出され常に進化し続けている中で生き抜いていくためには、法律に触れないようにしつつも隙間に潜むコアな顧客めがけて矢を射る必要があるのではないだろうか。

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